残してあった古道具を整理したいとのご依頼で出張査定に伺いました。
当店から車で40分ほど、多度大社をぬけ到着したのは三重県いなべ市。自然豊かな風景の中、阿下喜・南大社など昔の面影を残す集落が多く点在する地域です。蔵自体は老朽化のため数十年前に取り壊されていましたが、中にあった諸道具の一部が倉庫にて保管されていました。
江戸後期~明治時代の食器ほか、茶碗・こぼし・茶合・茶壷などお茶の道具、また花生け・花台・硯箱・仏像・火鉢などがありました。↓画像は「江戸時代に殿様より拝領」との箱書きがある漆器の三つ組盃、このような「お与えモノ」は庄屋さんや武家で時々見かけます。
富士が描かれたお抹茶茶碗。200年ほど前の京都の名工・仁阿弥道八の作です。箱や紐が経年劣化で大分傷んでいたため、慎重に運んで鑑定していきます。
蔵を壊した際に、長持ちのお布団や鉄瓶など捨てられてしまったものも多かったようですが、旧家であればこういった日常使いの細かな品にも価値があります。
当店では骨董品・古美術品の無料出張買い取りを行っております。離れや倉庫にある古道具の整理・ご処分をお考えの方は、仕分けの前に是非一度お問い合わせ下さい。東員町・菰野町など周辺地域からのお問い合わせもお待ちしております(^-^)
↑↑お取引の詳細はTOPページへ↑↑